2019年からカンボジアのプノンペンで生活を送っています。
今日は、現地在住日本人の視点から、「カンボジアのスーパーマーケットで買うことのできるオーガニック食品」について紹介します。
オーガニック野菜を入手できる手段としては、
①スーパーマーケットで購入する、②オーガニック食品専門店で購入する、③ローカル市場で購入する、の3つがあります。
今回は、特に、プノンペン市内でオーガニック食品を販売しているスーパーマーケットについて紹介していきます。
オーガニック食品市場が伸びる背景
スーパーマーケットを紹介する前に、まず、簡単にカンボジアの概要について触れておきたいと思います。
カンボジア概要
- 面積:181,035平方キロメートル (日本約半分ほどの大きさ)
- 人口:約1600万人
- プノンペン(首都)の人口:212万人。
- 平均年齢:およそ26.4歳
- 名目GDP総額:約260億米ドル
- 一人あたりの名目GDP:1655米ドル
- 世帯所得分布:経済発展にともない、中間所得層の割合が14.1%(2005年)→21%(2020年)まで上昇。
カンボジアは、近年7%前後で経済発展をとげ、これにより、中間所得層・富裕層が増えています。
オーガニック食品のニーズ拡大には、中間・高所得層が増加し、新たに「健康」や「食の安全・安心」を求める声が高まっている、という背景があります。
それでは、早速、カンボジア現地でオーガニック食品を購入できるスーパーマーケットを紹介します!
Let’s go!!
オーガニック野菜を販売するスーパー 3つ
今回紹介するのは、カンボジア在住の私がよく利用するイオンスーパー、ラッキースーパー、そして、チップモンスーパーです。
各スーパーの特徴や、品揃え、認証マークについて見ていきましょう。
①イオン (AEON Supermarket)
イオンスーパーマーケットは、カンボジアで唯一の日系スーパーマーケットで、国内に、コンビニ型店舗を合わせると合計17店舗あります。
2022年11月には、東南アジア最大級と言われている第3店舗目のイオンモール(ミエンチェイ店)が開店予定です。
【参照】イオンモール/カンボジアにアセアン最大規模のショッピングモール
イオンスーパーマーケット(プノンペン店)ではオーガニック食品コーナーがあり、野菜から加工品まで幅広く商品を扱っています。
◆オーガニック野菜コーナー
オーガニック野菜コーナーでは、人参、ジャガイモ、玉ねぎ、コーン、などの野菜を取り扱っています。
認証マークは、EUのオーガニック認証とUSDAオーガニック認証マークがついています。
◆オーガニック加工食品コーナー
品揃え
イオンでは、野菜コーナーだけでなく、オーガニック加工食品コーナーもあります。
取り扱っているカテゴリーは、ざっくりこんな感じです。
イオンのプライベートブランドである「トップバリュ グリーンアイオーガニック」をはじめ、品揃えがかなり豊富です。
EUオーガニックとUSDAオーガニック認証に加え、日本のJASの認証がついている商品もあります。
総合スーパーということで、普段の買い物でオーガニック食品まで全部揃う、という点がとても便利です。
②ラッキースーパー(Lucky Super)
ラッキースーパー(Lucky Super)はカンボジアで1993年から営業を始めた老舗の大手スーパーです。
カンボジア国内に56店舗をかまえ、店内も洗練されています。
街中でどこにでもあり、行きたいと思ったときにすぐ行ける便利さがあります。
だいたい欲しい食材はこのラッキースーパーで揃うので、食材や食品メーカーへの強いこだわりがなければ、このスーパーで買い物を済ませられるのでかなり便利です。
私も週に4〜5回程は近所のラッキースーパーに買い物に行き、コンビニの感覚で利用しています。
◆ラッキースーパーのオーガニック野菜コーナー
ラッキースーパーにも、オーガニック野菜の取り扱いがあります。
種類は、人参、キャベツ、大根、玉ねぎ、きゅうり、トマトなどです。
国際認証のEUオーガニック認証とUSDAオーガニック認証マークがついているものと、
カンボジア現地の独自の認証のものがあります。
③チップモンスーパー(Chip Mong Super Market)
3つ目は、チップモン(Chip Mong)スーパーについてです。
こちらのスーパーマーケットの一部の店舗にも、オーガニック加工食品コーナーがあります。
欧米系のオーガニック加工食品を中心に扱っているのが特徴です。
◆チップモンスーパーの加工食品の品揃え
品揃えとしては、乾麺、パスタ、パスタソース、パテ、ティーバック、シリアル・オートミール、クッキー などが購入できます。
店舗情報
まとめ
今回はカンボジア・プノンペンのオーガニック野菜や加工食品を取り扱う現地スーパーについてご紹介しました。
オーガニック認証のカテゴリーとしては、一部の野菜と加工食品に限られます。
また、果物、肉、缶詰製品はオーガニック認証の商品があまりない印象です。
ただし、先ほども触れたように、経済発展の著しいカンボジアでは、中間・高所得者層が増え、
こうした中間・高所得者層を中心に、「健康」や「食の安全性」を求めるニーズが年々高まっています。
カンボジアにおける健康的な商品や安心・安全へのニーズといった消費者のニーズをうけ、オーガニック食品市場は今後も市場が拡大が予想されています。
今後もカンボジアや東南アジアを中心とするオーガニック食品の情報についてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください!
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